第14話 首都高バトル

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 その刑事さんの名刺を貰って、俺は家に帰ろうとした。 すると女の子も名刺をくれた。 どうやら高級なお店で働く女の子だった。 まあ行く事も無いだろうけど、名刺を受け取って挨拶して別れた。  パーキングを出る時に、パトカーの中でうなだれているホスト系の男を見た。 彼女が運転免許を失う事と、今までの悪行の数々から見れば当然の償いだ。 俺は法的速度に従って家に帰った。 相棒に手を振って、相棒が笑顔で手を振り返してくれたのを確認して家に入って朝まで眠りに着いた。  その日が俺の人生のターニングポイントだった事も知らずに……。
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