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第15話 秘密
俺は眠る前に考え事をしていた。
昨日の事件でリーダーにコ〇ベットを見られたかも知れない……。俺は、ボンだと思われるのが嫌だったから、初めて会った時に思わず、騙すみたいな事を言ってしまった。
確かに貧乏なのは合っていたけど、親が金持ちなので、いざと言う時は助けて貰った事もあった。
借りたお金は返したけど……。
親も貧乏なら、自分の力で何とかしないといけなかった所だった。
理由はどうであれ、俺はリーダーを騙しているのだ。
兄貴に高級な車を買って貰える人などほんの一握りしかいないのだから。
【ピリリ~!ピリリ~!】
メールか……。
[九鬼です。明日峠に来て下さい。メンバー全員集合だそうです。後、今日は徹夜で仕事なので帰れません。
先に寝ていて下さいね!]
車の整備も大変だな……都会のガレージは、急ぎの客も多いんだろうな。
明日は遅くなりそうだな……早めに眠って力を蓄えておこう。
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