第15話 秘密

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 昨日は爆睡出来た。九鬼君は、既に帰って熟睡している。 おこさない様にこのまま会社に出かけよう。書き置きに今日の予定を書いた紙を置いて俺は静かに部屋を出た。 「おはようございます速見先輩!」 『栗本君か。おはよう今日はいい天気だね。気分がいいや!』 「契約もまとまったし……ですか?」 『相変わらずの地獄耳だなぁ。一体この会社の情報を何処まで掴んでいるんだ?』 「速見さんが、貧乏生活から脱出したって所までですよ」 それは、社長と俺の秘密の筈じゃあ……。 一体何が起こっているんだ?
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