第5話 主人公の日常

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さてと、約束の時間まで30分あるな…。 先ずは肉まん食うかな…しまった。 飲み物忘れた。 「失礼します!坂本春彦です。よろしくお願いします~!はい!お近づきの印にこれを、どうぞ♪」 おー!!マジですか!彼がお茶を差し出してやがるではないか~!頂きま~す! おや? おかしいなぁ。 彼の手が物凄い早さで逃げるよ? イジメかい? イジメなのかい? イジメに決定するよ?ぶちギレた俺はシフトチェンジの時並に素早くお茶を、イジメっ子から奪いにいった! チィ!かすっただけかよ!! 「ハッハッハ!タダ者じゃ無いと思ってたら、やっぱ凄いや!ボクサーですか?その腕の振りの早さは、ボクサーになれますよ!」 俺はレーサー?志望ですから~!!残念!!格闘技は、痛いから嫌いじゃい。 『残念ながらボクシングに興味はないよ。俺はレーサー志望なんだ。』 「レーサーッスかー!向いてるかも!一目見てピン!て来たんすよ!コイツは、凄いやつだって!あ、すみませんタメ語使ってしまいました…。許して下さいね。」 フッ………可愛いやつめ!!好きだ~!! さぞや女にモテるんだろうなぁ…。 気がきいて、更に超絶美形で人なつこい。 段々ムカついて来た! 【プシュ!】 『はい!どうぞ!でわ!全部食べて一服してから着替えて来て下さいね。今日は初日ですので仕事の雰囲気を、感じとって終りですね!本番は次回のお楽しみです。』 めっちゃいい奴!! ムカついてごめんなさい!! これが楽しいバイト生活の始まりだった。
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