1104人が本棚に入れています
本棚に追加
さてと、約束の時間まで30分あるな…。
先ずは肉まん食うかな…しまった。
飲み物忘れた。
「失礼します!坂本春彦です。よろしくお願いします~!はい!お近づきの印にこれを、どうぞ♪」
おー!!マジですか!彼がお茶を差し出してやがるではないか~!頂きま~す!
おや?
おかしいなぁ。
彼の手が物凄い早さで逃げるよ?
イジメかい?
イジメなのかい?
イジメに決定するよ?ぶちギレた俺はシフトチェンジの時並に素早くお茶を、イジメっ子から奪いにいった!
チィ!かすっただけかよ!!
「ハッハッハ!タダ者じゃ無いと思ってたら、やっぱ凄いや!ボクサーですか?その腕の振りの早さは、ボクサーになれますよ!」
俺はレーサー?志望ですから~!!残念!!格闘技は、痛いから嫌いじゃい。
『残念ながらボクシングに興味はないよ。俺はレーサー志望なんだ。』
「レーサーッスかー!向いてるかも!一目見てピン!て来たんすよ!コイツは、凄いやつだって!あ、すみませんタメ語使ってしまいました…。許して下さいね。」
フッ………可愛いやつめ!!好きだ~!!
さぞや女にモテるんだろうなぁ…。
気がきいて、更に超絶美形で人なつこい。
段々ムカついて来た!
【プシュ!】
『はい!どうぞ!でわ!全部食べて一服してから着替えて来て下さいね。今日は初日ですので仕事の雰囲気を、感じとって終りですね!本番は次回のお楽しみです。』
めっちゃいい奴!!
ムカついてごめんなさい!!
これが楽しいバイト生活の始まりだった。
最初のコメントを投稿しよう!