第2話 主人公の過去

2/2
前へ
/347ページ
次へ
 俺は車が大好きだ! だが車を買うのはまたの夢だ。 俺は3流企業に努めているので家賃だけで精一杯。 東京は家賃が高すぎる。だが、東京の企業に就職したし親も東京に住んでいるので当然の流れだ。 だが俺は出来が悪い息子で兄貴や弟は医者になったり、1流と言われる企業に就職した…俺は一族の恥だ! だがそれでも家族は俺を、愛してくれる感謝して何度泣いたか解らない…。 俺には夢がある世界一早い車にのり世界一早いタイムを歴史に刻む事だ。 家族はその夢を叶えようと協力してくれたが夢は自分の力で叶え無いと意味がないので、辞退した本当なら憧れの車のNSを18才の誕生日に買って貰っていた筈だが後悔はしていない。 何故なら弟は頭が良く東大に入れる頭脳の持ち主だ。 俺の叶うかどうかも、解らない夢に貴重な弟の将来を犠牲に出来ないから。 だが、喉から手が出る程にNSが欲しかったのは事実だ…本気で悩んだが悪い誘惑に打ち勝つ事が出来て弟は、無事に東大に入学出来た。 何よりも嬉しかった!そんな事を考えながら週末の深夜に山奥に向かい父の車を借りて向かっている夢をこの手に掴む為の勉強に。
/347ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1104人が本棚に入れています
本棚に追加