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そして峠の曲がりくねった道を進みパーキングエリアに着いた。
峠に走りに来る連中はここで打ち合わせをしてから走るのが決まり事だ。
【コンコン!】
誰かが俺のサイドウィンドウを叩いている。知らない顔だ。俺はボタンを押して窓をあけた。
「よう!ハンサムボーイ今日は走りに来たのか?
その車速いよな~!良く買えたな!もしかして金持ちのボンかよ?」
なれなれしい奴だが、嫌いじゃない。
笑顔を、絶やさずフレンドリーだが その瞳には力がある…キラキラと輝く夢を追いかけている人間の瞳だ。
「今日はただの見学さ! お宅の走りを見て勉強しようと思って。それにボンじゃないよ親は車マニアでかなり無理してこの車を買ったんだー! その時は俺の家は弟の大学入学決まって、幸運にも奨学金を貰えたので車に回して今は苦労してるよ!火の車ってやつだって事でファイヤーマーク Xって事だな』
〔ハハハ!この人マジでウケるなリーダー!〕
気が付いたら回りには人だかりが出来ていた…この車を中心んに、20程の人が集まっていた。
「おい!ハンサムボーイお前は面白い早く自分の車を買えよ!買ったら俺のチームに入ってくれや!ハッハッハ!俺はチームの頭の速見勇二だよろしくな!未来のメンバーよ!」
そう言うと速見は俺に握手を求めた握手は、チームに入る儀式だった…こうして今のチームに入ったんだ。
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