第1話 血ぬられた車

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第1話 血ぬられた車

 ある中古車の販売店に美しく輝く一台の車があった見掛けは新車の様に新しい中味も見事に快調だが……値段は何と! 20万だそれには勿論訳がある…運転主は最高の走りを味わえるが、助手席に座る者はヒーターを全開にかけても謎の真冬の様な寒さに凍えて体の震えが止まらない。 まるで、車が嫌がらせをしている様に。 そんな車なので半年の間で20人もオーナーが代わった…だが、その車の走行距離は5000kmしか行っていない…。 今日もその呪われた車は次の主を求め不気味な輝きを放ち見る者を魅了していた。
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