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はしゃぎ終えると、海人と涼介は再び席に座った。
「それにしてもよく手に入れたよな。なぁ、涼介」
「どうせ親父のコネだろ」
健志郎の父、松井健造は、VirtualАceを作った大手一流企業の社長だ。
健志郎は、その御曹子に当たる。
「ウチの会社で作ったんだから、このくらいいいだろ」
健志郎は乱れた髪を整えている。
「まぁ、そのおかげで俺たちもプレイできるわけだし」
海人はかなりテンションが上がってきていた。
2、3分前まで、早朝の気怠さとテスト期間の憂鬱で
沈んでいたのが嘘のようだ。
涼介も同じに違いなかった。
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