第1章

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今日出会ったのはラッキーだ。 都合の良いこともあるもんだな、と思った。 「なぁ、ちょっと頼みがあるんだけど」 「え~」 「え~ってなんだよ。まだ何も言ってないだろ」 「いい予感はしないなぁ」 「残念ながらいい話だ。ほら」 海人は、昨日健志郎からもらったチケットを里海に渡した。 「えっ、うそ、これ本物?」 「ああ、健志郎にもらった。俺と涼介と健志郎も参加するんだ」 里海は、小さい頃から海人と遊んでいたので、ゲームにも興味があり、ゲームの知識や腕は並みの男子くらいはある。
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