恐怖のメール

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それから数十分、 F君から連絡がないものだから 私は携帯を手にしたまま 眠ってしまった。 朝、気が付くと メールが二つ来ていた。 後に来たほう方から開いてみると、 F君を紹介してくれた ミサキからだった。 「おはよ!今朝F君から 電話があってんけど、 一昨日携帯無くしてもうて Sのメルアドが分かんないって 嘆いてたで(笑) 携帯ショップで止めてもらうにもF君自分の番号覚えてないらしくて、 本人確認ができなくて 止めれなかったらしい(アホやね) 詳しいことはまたメールするな!」 一瞬寝惚けてて理解できなかった。 おととい…? じゃあ昨日のメールは?? やっと分かった。 昨日感じた違和感はメールが 標準語だったからだ。 F君はメールでも関西弁だったもの。 そう思って ミサキのメールを閉じると一つ前の F君からのメールに目が行く。 私が昨日寝た後に来たメールだ…。 震える手を決定ボタンへ導く、 私は息を呑んだ。 カチッ
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