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  午後1時 目が覚めた。 目の前には見慣れた天井。 身体を起こしてテーブルの上を見ればそこには何も無い、 無ければいいのに。 陽に当てられてるそいつは光を反射して存在を主張している。 一気にけだるくなった身体をベッドの縁まで寄せてリモコンを手に取った。 電源をつけて適当にチャンネルを回す。 何か面白そうな番組は無いかと次々と画面を変えるが、結局昼ドラしかやっていないようなのでニュースでも見る事にした。 今日も芸能人がなんたら、なんてやっている。 変わりなんて無い筈の日常なのに、ふと視線を移せばそこには一般人が持つことのない小さな銃。 時計を見ればもう2時だった。 _
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