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「そうですねぇ…一つずつ説明する必要があるみたいですね」
妖精(?)は変わらぬ口調だった。
「生きていますよ、恵さん
由香さんが慌てず、すぐに救急車を呼んで応急処置をしてくれたおかげで
ギリギリでしたが、貴方は命を取りとめました
もし由香さんが救急車の手配をせずに慌てふためいていたら…
恵さん、貴方は間違いなく死んでましたよ」
『…由香ぁ、ありがとー』
いい親友を持ったなぁ、と恵は心の中で思った。
絶対に面と向かっては言えないけど!
「しかし貴方は今、とても危険な状態です。
今の貴方は救急車で手当てを受けている最中なんですよ」
『…ってことは、血とかかなりヤバいの?』
「かなりヤバいですね」
『マジですかー』
光景を思い浮かべてみたが、気持ち悪くなったのでやめた。
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