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「'ある時代'に行ってる間は、絶対に死にません。
刺されたり撃たれたりしても、普通に生きれます。
背も体重も増えません。
変わってしまうと、現実世界で多少のズレと違和感が生じてしまいますのでね。」
『へー。』
「…リアクション薄いですね」
『さっきのがインパクトでかかったからさぁ』
これなら最悪、誰とも出会わなくても生きていけるだろう。
「そして、現実世界に戻りたくなったら、私を呼んでください」
『妖精さーん、って?』
「心で思うだけで平気ですよ
恵さんがどこにいても迎えに行きます」
アンパ●マンみたいだ、と恵は密かに思った。
「現実世界に戻る、つまり意識が戻るということです
結構重症だったのであまり早く戻ってきたら怪しまれます
逆に、あまりにも遅いと心配されてしまいます
そこをきちんと考えて下さい」
『なんか難しいな…』
ということは…最低でも十日は滞在したほうが良いのだろうか?
医療に詳しくないから、普通が分からない。
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