着いちゃいました

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「珍しい服だな…異人か?」 『そうじゃないんですけど… …まぁ、色々あるんですよね』 「色々?何だァそれ」 『色々は色々ですよ』 何か…違う気がする。 恵の偏見なのだが、 昔の人がこんな馴れ馴れしい態度をとるとはどうも思えない。 更にさっきの男達といい永倉といい、髷を結っていなかった。 洋服を着させれば、現代(恵がいた時代)でも普通に通用する姿をしていた。 それは絶対に有り得ないだろう。 『(妖精さん…何をしたんだ?)』 今度は逆に恵が永倉をジロジロと見た。 永倉は?を浮かべている。 『…本当に永倉さんですか?』 失礼だとは思うが、つい質問する。 「何言ってんだ?正真正銘永倉新八だっての つーかあんまり見てると、襲っちまうぞ?」 『は!?襲っ…!?』 絶 対 お か し い !    
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