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恵は年をとった永倉の写真しか見たことがないが
目の前の永倉は一切面影がない。
いくら年をとったからと言え、ここまで変わるとは思えない。
『(ちょっ…妖精さん!
これは一体どーいうこと!?)』
なんて、答えが返ってくるわけ
「(話し忘れましたが、彼等は私のイメージと恵さんの趣味で作り上げられています)」
『(え…妖精さん!?)』
妖精の声が、直接頭の中に流れてきた。
「(恵さんが好きな漫画のキャラから推測して
恵さんの好みと恵さんが想像する新選組のイメージとを所々合わせてみました)」
『(じゃあ、みんな私の想像してる見た目と性格?)』
「(そうなりますね。)」
『(ありがとう私の妄想力!)』
「…姉ちゃん、急にどうした?」
『い、いえ別に』
妖精に気を取られてて、永倉の存在を忘れていた。
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