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あるところに、記憶をどんどん失っていく女の子がいました。
だから女の子は、昨日の記憶からどんどん消えていくのです。
次の日に起きた時には、もう忘れてしまっているのです。
昨日できた友だちの事も覚えていません。
女の子はそれを寂しいと感じていました。
何故自分だけこんな境遇なのだろうか。
どうして自分の言葉は他人を傷つけてしまうのだろうか。
女の子は部屋に閉じこもるようになりました。
でも、ある日。
街に1人の男の子が現れたのです。
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