思い出とブラックコーヒー

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久しぶりに来た駅は 相変わらずだった そりゃそうだよな 勝手に納得する 缶コーヒーを買って ベンチに座る 目の前には ライトアップされた 銅像が見える 「躍動」と名付けられた 彼等は なんか疲れてみえた 僕だけなのかもしれないが 銅像だって横になって グダグダしたい時だって あるだろう モナリザだってあんなに 素敵な微笑みだけど 誰も見てない時は タバコでも吸ってるんじゃないか 最後の晩餐だって 毎日晩餐してるわけじゃないだろうし ムンクの叫びだって 叫んでない時の方が多いよ きっと僕だけだと思うけど 彼等だってそうなんだから 僕らもちょっとは 力抜いて生きたって バチは当たらないだろう 笑顔の仮面はずそうぜ あぐらかいて休もうぜ もう何もしゃべんなくていいよ わかってるからさ あー きれいな夜空だなー 僕はベンチに横になる
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