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あるトラック運転手Aによる話し
時間は夜中の3時頃、右側は林、左側は落ちたらお終いの崖、すれ違う車さえありません。
すると前方に車のテールランプ?が見えたので、少しスピードを上げてその明かりに近付いて行くと、その明かりの正体は自分と同じ荷物運びのトラックでした
「こんな夜中に御苦労さんだねえ、お互いに」等と思いつつ、そのトラックの後ろを走っていると、急にそのトラックが反対車線にはみ出して直ぐに元の車線に戻ったので
「なんか障害物でもあったんかな?」
と少しスピードを落とし、前のトラックが何かを避けた場所に近付いて行った
どうやら人が歩いてるらしい、しかもその車道の真ん中を
「うわ、邪魔だなあ」と、言っても轢いてしまったら大変なので、さらにスピードを下げてその人に近付く・・・
トラックのライトに照らされたその人は「モジモジくん」のような全身タイツを着ている、しかも全身の関節が逆に曲がってた
初めは後ろ向きに歩いていると思った程に、それがギクシャクとこちらに向って歩いて来る
顔を見ると何やら早口で喋っていた。
ビビったAはスピードを上げてソレを避ける
その後サイドミラーで見てみるとソレは相変わらずギクシャクと歩いていた
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