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「蒼、おはよ! ちゃんと起きてる?」
彼女は今来たという自然さを装いながらキッチンへ足を運び。
「どうだ、京香。今日も一人で起きて、朝ご飯も作ったぞ。これで一ヵ月連続という目標を達成したぞ!」
と得意げに話す少年、桜井 蒼に対して、柊 京香は優しい笑顔で頷いて見せた。
「うん。頑張れば出来るじゃん、蒼」
「やれば出来る子なんだって! 京香の分も朝食作ったから一緒に食べようぜ。料理の上達ぶりも見てくれ」
「本当に!? ありがと。それじゃあ、いただくね」
京香は歓声を上げながら席に着いた。
蒼もその後に続き席に着いた。
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