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「文章にしてみるのってどうかな?
とりあえずその子について分かっていることをすべて文章にするの。
私とあなたの二人分の記憶を合わせればきっと何かの形が見えてくると思うの」
「二人分って、お前も手伝ってくれるのか?」
「もちろんよ。私も思い出したいもの。忘れてしまっている女の子のこと、三年前の三日間のことをね……。
きっとその女の子は私とあなたにとって、かけがえのない大切な存在なんだと思うの」
「……そうだな。俺もそう思う。
よし、やってみるか!」
「うん! ねぇ、小説みたいにしたら書きやすいと思うの」
「いいな、それ。じゃあ、タイトルを決めよう。
タイトルは……」
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