白石由美子

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私は、院長室から 出ました。 そして、院長室の扉に 寄りかかりました。 「何で、こんなに 色んな事が…起こるの ですか…」 私は、深いため息を しました。 せっかく咲月くんが 心を開きかけて いるのに…その 心の支えが、いなくなってしまうのです。 また、心を閉じて しまうでしょう。 「何とかしなくては…いけませんね。」 由美子ちゃんの問題は 時間の問題です。 センターに悪い噂さえ 流れなければ、 香美奈も何も 言わないでしょう。 「さて…どうしましょうか」 私は、ホールに 向かいました。
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