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ホールから、
叫び声が聞こえました。
「!!何事ですか!?」
私は、急いで
ホールに向かいました。
そこには、咲月くんと
由美子ちゃんが
いました。
「私には!!何も聞こえない!!やめてっ!!やめてっ!!何で泣くの!!!!泣かないでっ!!
"お母さん"っ!!!!!」
私は、何を言っているのか分かりませんでした。
そこには、泣き叫ぶ
由美子ちゃんと
驚き硬直している
咲月くんが
いました。
「泣かないで…"お母さん"
私、頑張ってるんだよ?
何で…っ!!
"嘘泣き"なんて
しないでよっ!!!!」
由美子ちゃんは、
叫びながらずっと
意味の分からない言葉を
発し続けました。
「もうっ!!いやぁあアァあ!!!!!!」
由美子ちゃんは、
叫びながら、
外に走り去って行きました。
「いけないわっ!!」
私は、由美子ちゃんを
追って走ろうとした時
「鈴音さん!!」
咲月くんが、
悲鳴に近い声で
叫びました。
「なっ何ですかっ?」
「理由は、後で説明する…ごめん、今の僕じゃ
彼女を正気に戻せない…
きっと彼女は、礼拝堂にいる…
お願いします、鈴音さん。彼女を…連れ戻して下さいっ!!」
咲月くんは、
涙を流しながら
言いました。
「…分かりました。」
私は、礼拝堂に
走って行きました。
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