墓地

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まぁ百歩譲って、仮に敵が来るのだとしたら、俺たちの公園はどうなってしまうのだろう。俺の一軒家はどうなるのだろう。 そもそも 敵 の目的は何なのだろう。 など考えながら、生魚を頭から飲み込んでいる最中、俺の耳に選挙カーのような音が聞こえた。 『みんな、聞いて!最近、墓地の面積が足りなくなりました!なのでこの公園を一度新地にして墓地にします!ホームレスは期限以内に立ち退くこと!』 拡声器から聞こえた声は、叔母であるワカメの声だった。 墓地が足りない⁉誰もそんなこと言ってないぞ⁉ 「来たわ……来たわよ‼」 花沢さんが怯えだした。 「なにが来たのですか」 「ぁ…ぁ……あく…悪魔よ」 はぁ⁉ 「悪魔ですか⁉」 「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ‼‼‼‼‼‼くまぁ‼‼‼‼‼悪魔ぁぁぁぁぁ‼‼‼いやだぁー‼」 花沢さんは基地外なのか…? すると突然 「ワカメワカメワカメメメメコンブコンブジャナイヨワカメダヨメカワメカワメカワカイソウノイッシュダヨワカメワカメワカメワカメ」 拡声器からワカメの呪文が聞こえてきた‼
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