368人が本棚に入れています
本棚に追加
戸惑うホームレス達を目の前に、ワカメは右手に試験管を握り
(当時、理科の授業でデンプンの実験をしたときに、じゃんけんで負けた人が試験管に唾液を溜めることになった。あのときの自分の唾液をずっとワカメは試験管に残していた。)
その中に入っている液体を頭から浴びた。
汚ねぇ。俺の叔母、ミスダーティーに選ばれるだけあるな。
タラオは鳥肌が立った。
その時、ワカメの足元がなにか…なにかうごめいているような影が現れた。
『フエルワカメフエルワカメ』
ワカメが呪文を唱えていると、徐々にワカメの足下の影がこんもり膨らんできた。
最初のコメントを投稿しよう!