墓地

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まぁまぁ広い俺たちの公園…否、住宅。 ここで平和に暮らしていくはずだった。 増えてしまったホームレス。 新人が狭いスペースで体育座りをしている。 ここで生活することは、決して楽なものではない。 やることは家を持つやつらとそう変わらない。 人間は生きている。生活している。暮らしている。 これが俺の生き方なんだ。 実家?ありえない。あんな叔母と暮らしてなんか居られない。 あの叔母は明らかに基地外だ。 まぁその叔母から逃れることはできたのだが………どこにでもいるのか?なにかをつぶやく女は。 「...キムケヨキムクヨフリムクヨイルヨテツナイデアルクサイキョウアイシテルカツオカツオカツオアイシテルセカイチタンノシンイフンタンリンノンホンカンゴンタキイイキイセクツクカンツウヲンカンサンツラヲヌアタマタマアタサヤタヤぽー」 気持ち悪い。 俺の隣の狭いスペースに、うずくまってなにかをぶつぶつ唱えてる女がいる。耳障りだ… … 花沢だ💦 気持ち悪いを超えて、吐き気すら感じてきた。
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