第一章

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本当に爆笑って言葉があうんじゃないかってほどにお腹を抱えて爆笑していた香山くんが私の視線に気付いたのか笑いを堪えようとしている。 ふぅ~と息を整えた香山くんが私を見た。 「?」 私は見つめられて訳が分からずに頭に?マークが... 「君の名前はなんていうの?」 あ、いけない私自分の名前言うの忘れてた。 慌てて香山くんに名前を教える。 「あ、私は佐伯愛羅(サエキ アイラ)です。」 「愛羅ちゃん?かわいい名前だね。」 「あはは、ありがとうございます。」  私は、苦笑いを浮かべながら言う。なぜ苦笑いなのかっていうと、私はこの名前が嫌いだから。だって...
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