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千里は言う。
「千里か。」
「一緒に帰ろうよ。」
「あぁ。」
そんな会話をして、また同じ帰り道を歩き出す。
たわいもない会話を繰り返しながら二人はゆっくり歩く。
隣の千里は嬉しそうに笑いながら話していて、それにまた癒される。
「キャッ!」
「千里!」
見ると、目の前に三つ目の狼が立ちふさがっていた。
「狼……?」
(試練を乗り越えた者には力を与える)
「まさか……!?」
「千里、逃げるぞ!」
桐人は千里を連れて走り出した。
死神の祭壇へ……。
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