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いつも俺と総悟とのやりとりを見て楽しそうに笑うお前に惚れていた。
本当は俺がこの手で幸せにしてやりたかった。
本当は伝えてやりたかった、俺のこの気持ちをー…。
『十四郎さん』
もうその声はない。
『私を置いていくんだもの、浮気なんてしちゃダメよ。きっと自分の道を貫いてくださいね。かっと、きっとよ…。』
「ミツバ…。俺は…俺はずっとお前の事が……好きだった──…。」
ポタ…ポタ…と雫の落ちる音だけが部屋に響いた。
─END─
アトガキ→
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