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それからの私の生活は変わった。
今まで自分に自信が無かった私だが慎一に
『可愛いよ。』
『大好きだよ。』
そう言われる度に
『私でも可愛いって言ってくれる人がいる…』
そう思う事によって少しずつだが化粧や服装に気を使うようになった。
そんな私の変化を雪は喜んだ。
そして約束した通りにWデートをしたりテニスをしたり
2人の時間を作りながら思い出も増やして行った。
私は…この幸せが永遠に続くと信じていたし
慎一も
『愛してる。ずっと一緒にいような。』
と言ってくれていた。
そうして、あっという間に4ヵ月の時間が過ぎて学校では文化祭の準備が始まった。
私の学校では一年と二年は展示物。
三年だけ露店をする決まりになっていた。
そして学生の身内のみ見にこれる事になっていた。
その代わりに学校側から出されたカードを提示しないと入れ無いようにはなっていた。
私は別に親には来て欲しくなかったし、文化祭は慎一と2日間を過ごすつもりでいた。
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