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翌日は快晴だった。
私はいつもの様に学校へ行き、クラスで雪と話しながら時間を潰していた。
そして慎一との事を少しだけ愚痴った。
『ねぇ雪~…今日と明日は慎一と過ごせると思ってたんだけど、今日は慎一の妹が来るらしくて…しかも聞いたの昨日だよ?どう思う?』
すると雪は怒ったような声で
『何それ?初めての文化祭を彼女とじゃなくて妹って…今日は一緒にいようか?』
と言ってくれた。
私は気持ちが嬉しくて少しスッキリしたので
『ううん、大丈夫だよ。3人で周る事になったから。それにしても慎一の妹かぁ…顔とか似てるのかな?性格とかも…』
『さぁ…。でも古田君の妹なら、きっと明るくて普通の子だよ。』
そんな話をしながら文化祭の開始時刻を待っていた。
確か慎一の妹が来るのは9時半…あと30分か…。
そしてHRも終わり、私は慎一と2人で妹さんを迎える為に、まずは慎一のクラスへ向かった。
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