文化祭《悪夢の始まり》

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廊下はとても賑やかだった。 一年と二年の各クラスが作った展示物の案内ポスターやオブジェ… …2人で見たかったなぁ…。 そんな思いが頭をよぎったがすぐに打ち消した。 …ダメ、妹さんと仲良くなれるかもしれないチャンスなんだから。 今日は3人で楽しもう…。 そう思いながら慎一のクラスに着いた。 入り口付近は人で賑わっていて、なかなか中には入れない状態。 仕方ないので入り口に居た男子に頼んで呼んでもらう事にした。 男子は快く引き受けてくれて大きな声で 『古田ー!彼女のお迎え!』と叫んだ。 その声で皆に注目されて少し恥ずかしかったけど、私は慎一が来るのを待った。 すると人込みをかきわけて慎一が表れた。 『迎えに来てくれたんだ。ありがとう。』 そう言って微笑んでくれた。 そして時間もちょうど良い頃だったので2人で正門へと向かった…。
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