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家に帰った私は今だに連絡の無い事が悲しくて、誰とも話したくなかった。
お母さんには『文化祭で疲れたから今日は部屋で過ごすね』とだけ伝え部屋に戻った。
鞄を放り出し着替えて、すぐに布団に潜り込んだが眠気なんて全く無い…
私は慎一や樹里ちゃんに対して色々と考え、もし今日のうちに慎一から連絡が無かったら…等と考え
また泣いた。
泣き疲れたのだろうか。
私は気が付けば眠っていたみたいだ。
外を見るともう真っ暗
『何時…?』そう思って携帯を開けてみると10時を回っていた。
着信とメールは0
溜息をつきながら、自分から連絡した方が良いのか悩んだ。
だけど何て言っていいのか分からない。
雪に電話しようか…とも考えたが止めた。
私達は同じ部活。
雪と慎一の中までギクシャクさせてしまうかもしれない。
じゃあ、どうしたら…
そう考えていると携帯が鳴った。
相手を見ると慎一だった…
私は、確認してすぐに出た。
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