文化祭《悪夢の始まり》

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「うん、あれは俺もビックリした。ビックリし過ぎて何も言えなくて…それで明日実に嫌な思いさせた…。本当にゴメン。あいつ昔から短気ってゆうか、俺の事になるとキレやすくなるから…。でも、まさか明日実には大丈夫だと思ってたんだ。本当にゴメン。」 そう言って慎一も黙ってしまった。 私は納得した訳じゃないが、樹里ちゃんの事で私達が喧嘩をしても仕方ないと思い提案をした。 『分かった…慎一に怒ってゴメン。その代わり明日は今日の埋め合わせしてね?』 そう言って明日への期待を膨らませ、楽しい会話に持っていった。 明日は大丈夫… だって樹里ちゃんは居ないもん。 2人で展示物を見て、夜には打ち上げに行って…あぁ写真も撮りたい…。 そう思いながら話を続けて、区切りの良い所で電話を切り、お風呂にだけ入って眠りについた。 もしも、この時にもっと樹里ちゃんの話を聞いていたら私の未来は違ったのかな… 別れていたら辛い思いをしなくて済んでたのかな…
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