付き合うまで

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だが、何故かお互いに意識し出すと、何だか話しにくくなって前ほど話さなくなってしまった。 そんな日が一週間ほど続いたある日とうとう周りが私達が互いを意識している事に気がつき始め噂になりだした。 クラスの女友達にも質問され、廊下を歩いていて古田君が居ると古田君の友達が 『おい!彼女きたぞ!話してこいよ!』と言い古田君は怒ったように 『うるさい!』とだけ言い教室に戻ってしまった。 私は悩んだ。 『どうしよう…告白してみるべきかなぁ…?』 学校から帰り自分の部屋のベッドに俯せになりながら小声で呟く私。 色々と考えたが今まで告白なんてした事も無い私に名案なんて思いつく事も無かった。 そこで私は同じ部活で親友の坂本 雪(さかもとゆき)に電話で相談する事にした。 雪は私と違い彼氏も居るし、美人より可愛いと言った感じの子だが学校はもちろん、休みの日も一緒に行動していた。 だが私は雪にも古田君が好きな事は伝えていなかった。 理由? 恥ずかしかった…からとしか言えない。 それでも1人で悩むよりはマシだと思い、子機から電話をかけた。
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