邪魔

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それから私達は手を繋いだまま会場となるクラスを見て周り、先輩達がやっている露店でお昼を食べたりした。 ご飯を食べてる最中に私は、あれから一度も携帯を見ていない慎一に 『大切なメールとか電話が入ってるかもしれないから見てみたら?』 と勧めてみた。 慎一も 『いい?何回も鳴ってるから少し気になってたんだ…』 と言いながら携帯を開いた。 私は慎一の隣に座っていたので中が見えた。 …メール受信件数12件 それは全て樹里ちゃんからの物だった。 私が見ている事に気が付いた慎一は内容を読まずに携帯をポケットに直した。 『…樹里ちゃん…大切な用事だったかもしれないよ?見ないの?』 私は一応は聞いた。 すると慎一は 『うん。だってさ、明日実と約束したし…本当に大切な用事なら電話してくるだろうし…。大丈夫だよ。』 そう言って笑った。
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