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その言葉を聞いて私は救われた。
…慎一は私の味方で、ちゃんと愛してくれてるんだ。
誰が何を言おうと、私は慎一の言葉にだけ耳を傾けてればいい。
そう思い、私は気持ちを入れ替えて教室に入った。
私が戻ると慎一の友達は何も無かったかのような顔をして話しかけてきたが、私は笑うだけで特に何も言わなかった。
そうして時間は過ぎ放課後になった。
私と慎一は一度、互いの教室に戻りHRを済ませ下駄箱で待ち合わせた。
そしてHRも終わり、下駄箱に向かうと慎一はすでに待っていた。
『お待たせ。ねぇコンビニに寄ってもいいかな?カメラ買いたいんだ。』
そう言う私に慎一は笑いながら
『構わないよ。』
と言いながら歩き出した。
すると慎一のポケットから携帯の着信音が鳴りだした。
慎一は『ちょっとゴメンな。』
と言いながら電話に出た。
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