付き合うまで

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いつもと同じ一日なのに私はソワソワしっぱなしだった。 早く放課後になってほしい… いや、もし断わられたら… そんな事を考えていたら、いつの間にか帰る時間… HRが終わるとすぐに雪が来た。 『明日実!準備はいい?私、呼び出してくるよ?』 そう聞かれたが私は一瞬、違う事が気になった。 『あれ…今日は部活…』 そう私達はテニス部なのだ。 部活があるから…と思っていたのだが、それは雪の言葉によって間違いだと分かった。 『何言ってるの?今日は先生達が会議だから部活は全部休みだって今言ってたトコじゃない。』 『あれ?そんな事言ってたんだ。』 私はあまりにも緊張していたのだろう。 全く覚えていなかった。 そんな私を見て雪は半ば呆れながらも笑い 『そうゆう事だから呼んでくるからね!先に階段に行ってて!私は呼び出したら下駄箱で待ってるから。』 そう言って教室を出て行ってしまった。 私もやっと『今から告白』とゆう現実を実感し慌てて教室を出て階段に向かった。
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