第三章

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       Ⅱ **********************************************************  本日、僕は生まれて初めてのキスをした。  それは時間にしてみれば、ほんの刹那だったのかもしれない。  だけど僕にはそれが永遠のようにも感じられた――。  まるで唇から二人が溶けあって、混ざっていくような気がした。  ――僕のファーストキスは白く甘かった――。
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