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それを見たアフラとシオンは、海斗を追って仕事部屋から出て行く。
「あんた、今までしてきた事どう思ってる?」
和がそう問いかけると、ラルパスは少し考えた様子で、顎に手を当てて天井を見上げた後、和に視線を向ける。
「あー。と言うと、俺が個人的に動いてしてきた事についてだよな……。あぁ、今更ながら後悔してるさ。ジュンが俺のやってることに気がつく頃には、自分が人殺ししてきた事が無駄だったと否定することを恐れて意地になっていたのかもしれない。そのまま掟通り、ジュンに殺してもらうっていうシナリオも、ただの自己満足だったんだよな」
ラルパスが話をしている間、和はラルパスの目をジッと見ながら話を聞いており、ラルパスの言葉に嘘偽りがない事を悟ると、また口を開いた。
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