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「俺、決めた」
和はラルパスの決断の早さに驚きの表情をするが、しっかりラルパスの意志を聞くために、ラルパスと向かい合わせに立った。
「俺は、お前の部下として働きてぇ。他でもない、お前の部下として」
「っ!?何をふざけた事言っている」
思わぬ発言に、和は真面目に答えろと言わんばかりにラルパスを睨みつける。
「ふざけてなんてねぇよ。俺はただ、お前の作る影の行方を見てみたいだけだ。お前、影の重要人物なんだろ?じゃなきゃ、四天王に命令なんて出来ない」
「つまりは、三つ目の選択肢を選ぶ…と?俺みたいな年下の男に付き従うと?」
「そういう事になる」
和は言葉を選んで、正確にラルパスに問いかけると、ラルパスは揺らぐ事なく大きく頷いた。
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