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「・・・・あれ?」
つい間抜けな声をあげてしまう・・
逃げるハズの少女がキョトンとするだけでコチラを振り返っただけであったのだ
(お~気づかなかったけどかなりの美少女)
などとボケたことをかんがえていると
「やっと見つけたよ悪霊」
キョトンとした顔からステキな笑顔に変わった少女が私に向かって言った。
対して私は
「・・・・は?」
間抜けな声をあげる事しか出来なかった
「この私の手で成仏させてあげるんだから感謝なさい」
と言い放った少女の手にはいつの間にだしたのか一枚の紙
なにやら書かれたそれはいわゆる「お札」だった
「まさか君は・・」
そうこの世に幽霊がいるように
「なんだか焦ってるようだけど大丈夫?」
悪霊に対して退魔士が存在する
「その笑みが恐すぎなんだが」
それはそこらのまがい物の霊媒士とは違う本物の
「私の名前は・・」
それは私に対しての死刑宣告に等しく
それが本物であることは私ですら分かった
さっきまで感じなかった圧倒的な霊力
「私の名前は」
少女が言い放つ
(何故私は・・)
今でも思う・・
何故あの時
「・・・何故・・出遭ってしまったんだ退魔士なんかに」
俺は何故出逢ってしまったのか・・あの少女に。
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