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きーんこーんかーんこーん
と、無表情にチャイムが鳴った。
そろそろ帰ろうという友達の誘いを断って、私は職員室へと向かった。
職員室は卒業式を控えた生徒で賑わっていた。
私は先輩に挨拶してから、K先生の机に向かった。
机の上にはケータイ電話がぽつんと置かれている。
私が何度目かの職員室見渡しをしていると、近くにいた教師がK先生が図書室にいることを教えてくれた。
ついでに、ケータイ電話を届けるよう頼まれた。
さっき光ってたんだ、と教師は言った。
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