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翌朝達司は窓から差し込む光で目を覚ました。
部屋にはベッドが1つ増えていた。
そのベッドには既に光汰も美穂もいなかった。
部屋を見ていた達司が何かおかしいことに気付く。
「この部屋…広くなってる‥?」
達司が呟いた。
昨日この部屋は2つのベッドを置いてちょうどいい広さだったのに、今日は3つのベッドを置いてちょうどいい広さになっているような気がしたのだ。
むくりと起き上がり部屋を移動しようとすると、ドアが開いた。
「達司おはよう」
光汰が顔をだして言った。
「おはよう」
「ご飯食べよう」
光汰は微笑んでそう言うと達司を促しながら中央の部屋へと移動した。
達司が部屋に入ると美穂はイスに座っていた。
「おはよう、達司君」
「おはよう」
美穂に挨拶を返して達司はイスに座った。
テーブルの上には達司が見たことのない食べ物が並べられていた。
豪華と言えるかどうかさえ達司にはわからなかった。
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