魔法

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「ごちそうさまでした」 食べ終えた3人は声をそろえて言った。 そしてシンクへと食器を持って行く。 「今日はいいんだよね?」 「あぁ。俺がしようか?」 「ううん。私がやる」 美穂と光汰のやりとりを達司はキョトンとして聞いていた。 「何するの?」 キョトンとした表情のまま達司が尋ねる。 「食器を洗うんだよ」 光汰が答えた。 美穂が目を閉じる。 すると、食器が浮かび上がりだれも手をつけていないのに見る見るうちにきれいになっていく。 食器はピカピカになって勝手に食器棚へ収まった。 それを見ていた達司はポカンと口をあけていた。 「美穂お疲れさん。じゃ部屋移動しようか」 「うん」 光汰と美穂は移動し始めるが達司が止まっていることに気付いて声をかけた。 「達司?どうかしたか?」                     
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