†第一章† 夢

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快感を放出したばかりの身体は、気だるく力が入らない。 荒くなった息を整えていると、男の指が隠された狭間に触れてきた。 「……何するんだ!」 「何って……。これからが本番だろう?」 汗とさっき放った体液で濡れている蕾は、男の指を抵抗なく受け入れた。 (駄目だ。これ以上は!!) 止めないと大変なことになる。 「やめて!!」 男の腕を取って止めさせようとするが、力の差がありすぎるのか、中を弄る指の動きが止まることはない。 更に奥に侵入した男の指が、ある一点を触ると、身体がびくんと跳ねた。 「ここか」 男の低い声が脳内までも侵食していき、次第に頭が働かなくなる。 「……ああっ……」 ただ男の手が作り出す快感だけに酔う。 いつの間にか、再び前のものも勃起していた。
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