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「もっと快感に溺れろ。二度とこの腕から逃げようと思わないように」
「……あぁ、ん」
何を言われているのかわからない。
言葉が頭の中に入ってこない。
ただ目の前の快感だけを追ってしまう。
「……もっと」
もっと快感を貪りたくて、自己主張をしている自分自身を慰める。
後ろと前の快感が一度にきて、益々歯止めが効かなくなる。
「お前は本当に可愛いよ」
男は唇に笑みを浮かべ、更に激しく腰を動かした。
「……やぁ、ん」
一際凄い快感の波が訪れ、身体の中に男が吐き出した熱い迸りを感じたと同時に俺自身も快感を解き放つ。
薄れゆく意識の中で、俺は男の熱さを感じていた。
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