†第一章† 夢

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「理由が必要か?」 男が微かに笑った。 「……そんなもの必要ないだろう?今も昔もお前は俺のものだ」 はっきりと言われ、反論したくなったが、男の舌に耳を舐められ、変な声をあげてしまった。 「相変わらず、いい声で鳴くな」 クスッと耳元で笑われ、その吐息にさえ感じてしまう。 「……本当に快感に弱い身体だ」 男の手が、俺のシャツのボタンを外し、胸の突起を触ってくる。 「……いやぁ」 男の指で転がらされて、無意識のうちに声が出る。 このままだとどうなるのかわかっている俺は、必死で男を押し退けようとするが、腕に全く力が入らない。
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