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絶妙な力加減で弄られていた胸から痺れるような快感が生まれる。
それは下半身にも伝わり、身体の中心が熱くなってきた。
「胸を弄られただけで勃つなんて、お前は本当に淫乱だな」
「……っ!」
男にズボンの上から勃起した下半身を握られ、俺は顔を朱に染める。
自分でも胸を弄られただけで、感じるなんて信じられない。
しかも相手は男なのに、嫌悪感を感じないなんて、おかしいと思う。
男の手がジッパーを下ろし、直に俺自身を触ってきた。
男は慣れた手つきで、そこをしごく。
先走りの密で、ぐちゅぐちゅと濡れた音が周りに響く。
俺は恥ずかしくて、耳を塞いだ。
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