†第一章† 夢

4/8
前へ
/33ページ
次へ
絶妙な力加減で弄られていた胸から痺れるような快感が生まれる。 それは下半身にも伝わり、身体の中心が熱くなってきた。 「胸を弄られただけで勃つなんて、お前は本当に淫乱だな」 「……っ!」 男にズボンの上から勃起した下半身を握られ、俺は顔を朱に染める。 自分でも胸を弄られただけで、感じるなんて信じられない。 しかも相手は男なのに、嫌悪感を感じないなんて、おかしいと思う。 男の手がジッパーを下ろし、直に俺自身を触ってきた。 男は慣れた手つきで、そこをしごく。 先走りの密で、ぐちゅぐちゅと濡れた音が周りに響く。 俺は恥ずかしくて、耳を塞いだ。
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

424人が本棚に入れています
本棚に追加