第1章

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「春、短い春休みを終えて今日から高校二年生になる」 「…お前、一体誰に話してるんだ?」 隣を歩くやたらと無駄に図体がでかくて馴れ馴れしい奴が話しかけてくる。 「異世界の住人」 「何だそれ…。それと何気に失礼なこと考えてなかったか?」 「ソンナコトナイヨ」 「…何かムカつくな」 「そういえば須崎、お年玉いくらもらった?」 「あのな、日野。終わったのは春休みだ。お年玉はいつもらったんだ?」 「昨日に決まってるだろ!」 「何で怒るんだよ…、つかお前それお年玉じゃねえだろ」 須崎が呆れたように言う。 「ははは!何だよ須崎!今の時期もらったらお年玉じゃねえじゃん!」 「お前が言ったんだろうが!」 .
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