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「叶恵~授業終わったよ~。お昼食べよ!」
机に伏せてい叶恵を揺さぶって起こしているのは叶恵が高校に入学して始めに出来た友達、榎木 京花だ。
ストレートの黒い髪が腰まできていて、愛らしい顔ををしていてまさに大和撫子に当てはまる女の子だ。
「ん~もおそんな時間かぁ。ベランダに行くか」
「うん♪」
叶恵はボサボサになった頭を手で軽く直して、机の横に掛けてある弁当箱を持ってベランダへと出た。
ベランダには隣の教室の人とかもいたが、そんなことも気にせずに、ベランダの柵に寄りかかって座った。
「ちゃんと授業受けなくちゃダメだよ。単位なくなっちゃうよぉ」
「いいよ、いいよ。テストと提出物が出来ていれば。次のイベの為の衣装作りしていたら寝不足でさぁ、ふぁぁっ」
叶恵は大きなあくびをして、そんな姿を見た京花はため息をついた。
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